SAQ トレーニングとは?【スポーツトレーニングの基礎です】

How To

SAQ って詳しく知らないけど何だろう?

SAQ についてよく言葉は聞くけど詳しくわからない部分って多くありますよね?

今日はそんな SAQ について簡単にまとめてみたいと思います!

SAQ トレーニングについて

SAQ トレーニングとは・・・

S:スピード(速さ)
A:アジリティ(敏捷性)
Q:クイックネス(俊敏性)

この3つの頭文字をとってSAQと呼んでいます。

SAQ トレーニングは簡単に言うとスピードを高めるトレーニングです

スポーツでスピードというといろいろなスピードを思い浮かべてしまいますよね?

そのいろいろあるスピードを3つの要素に分解してまとめたものがSAQです。

この3つの要素がスピード(Speed)アジリティ(Agility)クイックネス(Quickness)というわけです。

S:スピード(速さ)

スピード(Speed)は簡単に言うと重心移動の速さです。進むという動きは、身体の重心移動によって行われます。(この進むには、前方向だけでなく横や斜めなどすべての方向への重心移動が該当します。)競技としては陸上競技の100mやサッカー、バスケットボール、ラグビーなどで重心移動を伴ったスピードが要求されるシーンが多くあります。

重心が傾けば、その方向に身体は倒れ込み進みます。重心移動をいかに速く行うかで、走る際のスピードが変わってきます。

Speed(スピード)は、重心移動の速さ

A:アジリティ(敏捷性)

Agility(アジリティ)とは、素早い方向転換や切り返しの速さを指します。特にサッカーやバスケットボール、バレーボール、テニスなどに必要な能力になります。アジリティは、運動によって変化する身体をコントロールし、素早くかつ正確に動くためのスキルです。アジリティの能力は小さいころから育てることが大切です。以前の記事にも書きましたが、幼児期は特に神経機能が発達する時期なので、体の動かし方や力や加減のコントロールなどの運動を調整する能力が向上します。

Agility(アジリティ)とは、素早い方向転換や切り返しの速さ

Q:クイックネス(俊敏性)

Quickness(クイックネス)は、瞬間的に素早く動くためのスキルです。アジリティとよく同じように考えられがちですが、アジリティとは違いそこに正確性は伴いません。サッカーで言えば、パスが出た瞬間に体を反応させてスタートを切ることが出来る能力を指します。または、100m走で合図とともにスタートを切って加速する能力やバスケットボールでリングからボールが外れたと同時にリバウンドをする為にジャンプする能力。その他では、バレーボールで相手のスパイクに瞬時に判断して体を動かしてレシーブをする能力などもクイックネスにあたります。

Quickness(クイックネス)は、瞬間的に素早く動くためのスキル

SAQ トレーニングの重要性

「スピード」「アジリティ」「クイックネス」はスポーツをする上で不可欠な能力です。このトレーニングはすべてのアスリートが必要としている競技の専門スキルの土台になる能力です。その為、その競技の能力を包括的に向上させようと思った時、「スピード」「アジリティ」「クイックネス」が必要となります。

時々指導者の方の中にはアンチ身体能力で技術志向の方がいらっしゃいます。しかし、その技術の向上のためにはこのような「スピード」「アジリティ」「クイックネス」などの身体能力が土台になっていることを忘れてはいけません。

まとめ

「スピード」「アジリティ」「クイックネス」を向上させる SAQ トレーニングは、すべてのアスリートが必要としている競技の専門スキルの土台になる能力です。その為、この能力を向上させる事は競技レベルを上げるために必須です。その為、それぞれがどのような要素なのかについて深く理解しておく必要があります。

Speed(スピード)・・・重心移動の速さの事を指す
Agility(アジリティ)・・・素早い方向転換や切り返しの速さ
Quickness(クイックネス)・・・瞬間的に素早く動くためのスキル
SAQ とは、速さです。その速さを3種類の速さに分類したものがSAQと呼ばれています。この速さの能力は、本来子供の頃の遊び’で身に着けます。例えば、鬼ごっこや木登り,魚とりなどから自然と身に着けてきました。しかし、昔にくべて今は外で遊ぶ場所や遊ぶ機会も減ってきています。その為、この能力を意図的にトレーニングで身に着けさせる必要があります。
SAQはすべてのアスリートが必要としている競技の専門スキルの土台となります。
子供たちが大人になっても困らない体を作ってあげられる指導者が増えたら嬉しいです。
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