【サッカー ウォームアップ】4対2で認知を鍛える

ウォーミングアップ

こんにちは、ハッシです。

今日はボールフィーリングと認知の練習について解説したいと思います。

みなさんは練習メニューで4対2(ロンド)はやっていますか?

一般的な練習なのでどのチームもやったことはあることは思います。

しかし、どのチームもやる一般的な練習だから全く意識せずに適当にやってはいませんか?

今回は、4対2をやる目的や意識しなければならないポイント、注意点(キーファクター)についてを解説して行きたいと思います。

この練習メニューを動画で解説

 

練習で改善するポイント

●改善したい点
・トラップ
・パス
・体の向き
・チャレンジ&カバー

●指導上の留意点
・パススピード
・パスコース
・パスを出す足
・サポートの質
・チャレンジ&カバー
・声かけ
・本気のディフェンス

練習の目的

【オフェンス】
『プレッシャーがある中でのパス&コントロール』
・ボールフィーリング
・体の向き
・ファーストタッチ
・パス
『パスコースを見つける』
・認知
・味方の位置
・敵の位置
【ディフェンス】
『パスコースを消しながらボールを追い込む』
・パスコースをきる
・体の向き
・相手との距離
『2人で協力してボールを奪う』
・チャレンジ&カバー
・2人の位置
・同じ狙いを持つ

オーガナイズ

【練習メニュー】
・4vs2(ロンド)

【サイズ】
・マーカー間 5m×7m程度(目安)

【用具】
・マーカー,コーン
・ボール

【方法】

  • ボール回し
    1. フリータッチ
    2. 2タッチ以内
    3. ダイレクト
    4. フリータッチ(2タッチ以内)で10本ボールが回ったらディフェンス1回プラス
    5. フリータッチ(2タッチ以内)でディフェンスの間を通したらディフェンス1回プラス
  • ディフェンスはボールを奪ったら交代
  • ディフェンスにペナルティ(ジャンプ,ダッシュなど)※場合によって

【時間
・3min × 5(目安)

・ディフェンスは全力
・ディフェンスの交代は奪った人が交代ではなく順番
(チャレンジアンドカバーの意識をつけたいので,1stディフェンダーが交代有利な状態を作らない)
・(個人的に)絶対2タッチのようなリアリティがないタッチ数制限はしない

キーファクター

【オフェンス】
・観る、観ておく
・イメージ
・パスの質
・トラップの質
・体の向き
・サポートの質
【ディフェンス】
・スプリント
・体の向き
・サポートの質
・チャレンジ&カバー

 

解説

4対2の練習はw-upで行う場合もあるので『ディフェンス』と『オフェンス』を区別せず、網羅的に指導する為の練習メニューと考えた方がいいと思います。

では、それぞれについてどのような点を目的に取り組めばいいかについて解説します。

オフェンス

 

オフェンスの場合はプレッシャーがかかっている状況で最適なパス&コントロールができるかどうかにフォーカスして下さい。

最適なパス&コントロールをするために必要な要素として体の向きファーストタッチがあります。

また、パスを受ける選手が最適なボールタッチができるようなパスを出す必要があります。

パスの受け手に速いボールを出すべきなのか、遅いボールを出すべきなのか

右足にパスを出すのか左足にパスを出すのかでも変わってきます。

このような判断をする為に、味方の位置と敵の位置を認知しておく必要があります。

ディフェンス

まずディフェンスで重要なことは、本気でやる!ということです。

本気でやることでオフェンスにプレッシャーがかかります。

そのプレシャーがある中でもパス&コントロールが高い質でできなければ試合では通用しません。

オフェンスの為にも本気でやることは非常に重要になってきます。

次に大切なことは、意図的にボールを奪うことです。

意図的にボールを奪う為には、パスコースを切ったり、チャレンジ&カバーをする必要があります。

その為に味方と声を掛け合ったり、2人の位置を考えたり修正したりしながらボールを追い込んでいく必要があります。

まとめ

『オフェンス』
●プレッシャーがある中でのパス&コントロール
・ボールフィーリング
・体の向き
・ファーストタッチ
・パス
●パスコースを見つける
・認知
・味方の位置
・敵の位置
『ディフェンス』
●パスコースを消しながらボールを追い込む
・体の向き
・相手との距離
●2人で協力してボールを奪う
・チャレンジ&カバー
・2人の位置
・同じ狙いを持つ

以上のような視点で4対2の練習を考えると以外にも多くの大切な要素があることに気がつきます。

だからこそ、一般的な練習ですが4対2の練習は非常に奥が深い練習です。

ただのアップで適当に終わらせてしまうのではなく、こだわりを持って指導していくと非常に良い練習になります。

他にも色々な条件を組み合わせながらできる練習ですので、これを参考にしてオリジナルなオーガナイズを作ってみてはいかがでしょうか?

次回、私がよく取り組んでいるオリジナルなオーガナイズについても紹介したいと思いますのでそちらも参考にして下さい!

現場からは以上です!

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